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2005年03月29日

気が滅入る…

 私の職業は花屋でございます、改めて書くまでも無く御存知の方も多いとは思いますが。
 自らの矜持(きょうじ)として、自分は商人(あきんど)であると思っています、花屋では有りますが、それ以前に私は商売で生計を立てているあきんどであると、そう思っています。

 しかし、昨今の世の中を俯瞰的に見回せば、商売人の立場のなんと弱いことか。
 金さえ払えば客は何をしても良い。
 そんな風に曲解しているキチガイの多い事多い事…

 スーパーに行くとマネキンさんが新商品とかの類を試食として配っている事がありますね。
 あれを良く見ているとその地域の大人のレベルが分かります。
 爪楊枝に刺せるだけ刺して試食のソーセージを食べる人がいます、子供ならまだしも、良い大人が目一杯刺して食べてます。
 あれはきっと貧しくて食事もろくに取れないから必死なんだろうなぁ、乞食レベルだなぁ…
 そんな事を思って眺める事も一再ではありません。

 ベテランのマネキンさんなら予算の中で売り上げの結果を出さないと駄目ですから、試食を出すのは買う人だけに絞りますけど、食いそびれたお頭の弱そうな大人が大きな声で

 『配って食わす為にやってるんだろう!』

 と捨て台詞を残していくこともあります、嘘じゃないですよ、そんな馬鹿もこの世にいます。


 で、うちの店では花屋向けの無料小冊子をお客さんに「御自由にお持ちください」で配っています。
 言うまでも無く、編集元からうちに来るときは一部いくらでお金を払って買っているのですけどね。

 その小冊子を20~30部ほど鷲掴みにして持っていく人がいます、ひどい時などは根こそぎ持っていくこともあります。
 今日もその人がうちに来たのですけど、今回はたまたまうちの店に到着前だったので店頭にありませんでした。

 その人(その客に非ず)は店頭をウロウロして小冊子を探した後、おもむろにこう言いました。

 『あのいつもただで配ってる本は無いの?』
 『わざわざ来たのに無いとはどういうことよ、無駄足だったじゃない』
 『代わりにこの花もらっていくからね』

 最初は事態が飲み込めず、ぽか~ん だったんですが、その馬鹿はおもむろに小さな花束を持って店の外に出ました。
 おいおいちょっと待てよと、お前さんがやってんのは犯罪だぞと、良いからちょっと待てよオバサン!とばかりに追いかけたら逆切れされました…

 まぁ、とりあえずは警察呼んで事態を説明し窃盗の現行犯なんで何とかしてくれとお願いしたんですが、そのクソババァ、なんか分かりませんけどサービスが悪いだの対応が悪いだのと喚き散らします、挙句にお客を警察に突き出すとはどういう了見だの、しまいにゃお客様は神様なんだから土下座して謝れだの…
 途中本気で襟倉つかんで怒鳴ったんですけど、あんたの店で買ってやるからお客である私に諂えとはっきり言いました、そのウルトラクソババァ

 売る側ってそこまで我慢しなければいけないんでしょうか?
 今夜は非常に気が滅入りますね。
 明日にはうちのお店が入っているスーパー本部の『事情聴取』が待っています。

 下手すりゃ契約終了かなぁ・・・・・・
 なんだかなぁ・・・・・・・

投稿者 風来坊 : 2005年03月29日 23:02

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