追憶の銀河線
 最終日の章 / 後編
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 普通列車に乗って置戸に帰る道すがら、車内で乗車証明書を配り始めた、ハンドルを握る運転士さんの後ろ姿に言いようの知れぬ感動を覚えた。
 マニュアル変速の気動車を駆って北見盆地を風を切った日々も今日で終わり、車を降りていく乗客が運転士さんに深々と頭を下げ長い間お疲れ様でしたと労いの言葉を掛ける、大事そうに鞄へ収めた乗車証名は宝物になるんだろうか、いま確実に歴史の1ページを目撃しているのだと思うと複雑だった。