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モノクロームな時間 その2

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 津軽鉄道 大沢内 撮影平成22年1月
 
 その昔。と言ってもそうですね。約10年前くらいでしょうか。
 自宅の物置の片隅を片付けて暗室を作っていた頃がありました。
 長い付き合いの相棒と、夜な夜な物置に篭っては写真を焼いていた物です。
 
 当時は印画紙がマルチグレードタイプ全盛でして、富士やイルフォードの紙を買ってきてはプリントしていた物です。
 で、その頃に相棒の影響で使い始めたイルフォードのRCマルチグレード紙の無光沢。
 その昔、まだ不良高校生だった時代はバライタ紙一本やりだったんですが、自宅暗室では扱いやすいRC紙に切り替わりまして、その中で半光沢を長く使っていたんですけどねぇ(笑)
 
 イルフォードの無光沢のインパクトは・・・・ こう・・・・ 何と言いますか(汗)
 
 今までの価値観を全部ぶっ壊して再生すら許されないようなものですよ。
 なんせ、黒は締まらない・白は飛びきらない・コントラストはフニャフニャ!と、扱いにくさ「だけ」を集めたかのような個性的な仕上がりでした(笑)
 
 でも、今更にそれを見返すと、これがまた結構良い味してましてねぇ
 Tri-Xで万全!それを4号紙か5号紙で焼いてこそ味が出・・・・・ると言うわけじゃなく。
 コントラストは無いんですが、何と言うか、不思議な質感があるわけです。
 
 PC上でモノクロを扱うようになって、おまけに、やっと納得の行く仕上がりをしてくれるようになった顔料型のプリンターを入手して。
 文字通りの明るい暗室を行うようになると、再びモノクロの熱がムクムクと大きくなってしまいました。
 
 モノクロームな時間を楽しみたい。
 出来ればケミカルフリーが良い。
 しかも、あの頃味わったあの無光沢紙の質感で。
 
 このあたりの進化と言うか深化と言うか。
 そういう部分での進歩はとどまる事を知りませんね(笑)
 
 やっぱり、作ってる人も好きなんだろうなぁと、そう思わざるを得ません(笑)
 
22_02_05-02.jpg
 
 今日は2枚の写真の上がり具合を変えてみました。
 紙焼きすると風合いが変わるはずなんですが、モニターでは中々伝わらないだろうなぁ・・・・
 
 写真って奴はやはり焼いてこそナンボだよ。
 
 その昔。写真道の師と仰ぐ人にそう言われたのですが・・・・
 最近やっとその意味を。
 本当に言いたかったことが何かを実感し始めました。
 
 そういう意味で、少し進歩したかも。
 推定、2mmくらい(笑)

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