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モノクロームな時間 その4

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 津軽鉄道 嘉瀬 撮影 平成22年1月
 
 嘉瀬
 
 これもかなり難読駅名です(笑)
 旧カンテラの2006年4月30日付エントリで、まだ有人だった頃の嘉瀬駅を紹介しています。
 噎せ返るような生活臭溢れる『昭和の空気』が漂っていた頃でした。
 良い駅でしたね。
 勿論、今でも良い駅ですがね(笑)
 
22_02_07_02.jpg
 
 厳しい経営の続く津鉄です。
 合理化は止むを得ません。
 この駅に居た駅員さんは・・・・
 
 魂が抜けてしまった。
 最初はそんな気がしていました。
 
 ですが、ジッと冷えた空気の中で一枚ずつ撮影していたら、駅舎の中の片隅にまだ何かが居ました。
 
 生ける者のまなこには映らない人々の、耳には聞こえてこない静から語らい。
 
 満ち足りた時間を感じて足を止めて、呼吸が苦しくとも息を殺して。
 ジッと黙って駅の片隅に立っていると、ひっそりと聞こえてくるもの。
 
 殺風景な中に感じるヒトの手のぬくもり。
 利用客が寒かろうと、ストーブの使えぬ駅の中でせめて座布団だけでも・・・・
 
 塞がれた窓口の向こう側。
 誰もいないはずの部屋から、職員の語らいまで聞こえてくるかのような。
 
 これはきっと駅の記憶なんだ。
 そんな風に思って、祈るように一枚。
 
 良い駅だ。

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