- 2010年2月 7日 22:00
- 津軽鉄道

津軽鉄道 嘉瀬 撮影 平成22年1月
嘉瀬
これもかなり難読駅名です(笑)
旧カンテラの2006年4月30日付エントリで、まだ有人だった頃の嘉瀬駅を紹介しています。
噎せ返るような生活臭溢れる『昭和の空気』が漂っていた頃でした。
良い駅でしたね。
勿論、今でも良い駅ですがね(笑)

厳しい経営の続く津鉄です。
合理化は止むを得ません。
この駅に居た駅員さんは・・・・
魂が抜けてしまった。
最初はそんな気がしていました。
ですが、ジッと冷えた空気の中で一枚ずつ撮影していたら、駅舎の中の片隅にまだ何かが居ました。
生ける者のまなこには映らない人々の、耳には聞こえてこない静から語らい。
満ち足りた時間を感じて足を止めて、呼吸が苦しくとも息を殺して。
ジッと黙って駅の片隅に立っていると、ひっそりと聞こえてくるもの。
殺風景な中に感じるヒトの手のぬくもり。
利用客が寒かろうと、ストーブの使えぬ駅の中でせめて座布団だけでも・・・・
塞がれた窓口の向こう側。
誰もいないはずの部屋から、職員の語らいまで聞こえてくるかのような。
これはきっと駅の記憶なんだ。
そんな風に思って、祈るように一枚。
良い駅だ。
- Newer: モノクロームな時間 その5
- Older: モノクロームな時間 その3